腰痛
- 姿勢が悪いため、腰に痛みが出やすい。
- 慢性的に腰が痛い。
- 腰痛が続くため寝方やマットレスを変えた。
- 慢性的に、腰を反らしづらい。
- 腰の痛みが左側だったり右側だったりする。
腰痛の原因は骨とは限らない?
わたしたち日本人を悩ませている腰の痛み。厚生労働省が公表している「平成29年の国民生活基礎調査の概況」によると、ケガ等で自覚する悩みは、女性は2位が腰痛。男性は1位が腰痛です。
また、女性のほうが自覚する悩みが圧倒的に多い。筋肉量が男性と比べて少ないことや体の冷えが要因で、女性に腰痛持ちが多いことが知られています。
日本腰痛学会と日本整形外科学会の「2012年の腰痛指針」によると、原因が明らかではない腰痛が全体の85%を占めると書かれています。椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄などに悩まされている方も多いと思いますが、MRIやCT、レントゲンによって原因が明らかなになるのは、腰痛全体の15%と言われています。
つまり、腰痛の原因のほとんどはMRIやCT、レントゲンで確認できる骨ではなく、別に原因があるという事なんです。
骨・関節・椎間板・筋肉が原因の腰痛
・骨が原因(圧迫骨折・骨粗しょう症など)
・関節が原因(腰椎や股関節の変形・仙腸関節炎など)
・椎間板が原因(椎間板症など)
・筋肉が原因(筋筋膜性など)
これらの腰痛は、腰または臀部に限局した重い痛み・動作時の痛みが特徴と言えます。骨が原因の腰痛には、叩打の痛みの特徴が加わります。
神経が原因の腰痛
・神経が原因(脊柱管狭窄・椎間板ヘルニアなど)
これらの腰痛は、腰または臀部に限局した痛み・動作時の痛みは認められる場合と認められない場合がある。下肢への痛みやしびれ、ひどいときには歩行障害・筋力低下に発展することもあり、痛み以外の徴候がみられるのが特徴です。
内臓が原因の腰痛
・腎臓が原因(腎臓・胆のう・すい臓・前立腺・尿管・月経・子宮など)
これらの痛みは、原則として動作時の痛みは認められませんが、不正出血、排尿困難、嘔吐・悪心や発熱といった痛み以外の徴候がみられるのが特徴です。
腰痛の見極め方とセルフストレッチ・体操は、こうしたら良い?
腰は、カラダの中心にあり大切な土台の部分です。腰を守るために、骨・関節・椎間板・筋肉などが協力することで安定性が保たれています。しかし、加齢によりこれらの一部に障害が現れると、連鎖的に障害は広がります。そのため、腰痛はとても複雑で、慢性化しやすいのです。その中でも、筋肉はどの部分が障害されても影響を受けやすい特徴があります。以上のことから、定期的に筋肉のセルフストレッチ・体操を行うことは、腰痛の軽減や予防につながるものと考えられています。
腰痛のセルフストレッチ・体操を行う前に
・足のしびれはないか
・足に力が入るか
・歩行障害はないか
・排尿や排便に異常はないか
上記の確認をする必要があります。これらの状態ですと、筋肉の痛みではない可能性が高いです。脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアにより神経が障害された可能性が高く、痛みやしびれ、筋力低下が著しいものは、必ず整形外科へ行きましょう。
腰と股関節を動かして痛みを見つけよう
上記の状態でなければ、どの筋肉が悪いか自分で確認します。
・腰の屈曲(前かがみ)と伸展(後ろにそらす)
・腰の左右の側屈(横にたおす)
・腰の左右の回旋(横にひねる)
・股関節の屈曲と伸展
・股関節の内転と外転
・股関節の内旋と外旋
つまり、腰の6方向と股関節の6方向、合わせて12方向の運動が可能です。いずれの運動も関係する筋肉が異なるため、どの動作で痛みが出現するかを調べて、悪い筋肉を自分でセルフストレッチ・体操してみましょう。
腰と股関節の運動に関係する筋肉(参考)
(腹直筋・内腹斜筋・外腹斜筋・腰方形筋・脊柱起立筋・腸腰筋・縫工筋・大腿直筋・大腿筋膜張筋・大殿筋・梨状筋・大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋・中殿筋・小殿筋・内転筋郡)
中央区日本橋あおやま整骨院 人形町院の腰痛施術とは!
腰痛全般について
腰の痛みは様々な種類があり、中央区日本橋あおやま整骨院 人形町院では、ギックリ腰、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄、腰椎分離すべり、股関節の痛みの方が多くいらっしゃっています。腰痛の原因は主に背骨のゆがみや湾曲のゆがみ、骨盤のゆがみが腰の痛みになっています。
腰痛は背中側が痛いというイメージですが、場合によってはお腹側の筋肉が原因で痛むことは意外と多く、その場合は仰向けに寝ていただいて、お腹の前の方の筋肉の腸腰筋にアプローチします。骨盤と骨盤周辺の筋肉の状態をみて、筋肉のねじれや固さ、腰の湾曲が減少していないかも見ながら、手技でしっかりと整えていきます。
手技に加えて腫れや痛みをマイクロカレント、超音波、レーザー、ハイボルテージで取ることにより、腰痛が少しでも早く楽になるように努めています。
ヘルニアについて
中央区日本橋あおやま整骨院 人形町院では、重いヘルニアの疑いがある方には、まず整形外科をご案内しておりますが、つらい痛みを軽減する施術に力を入れています。
ヘルニアの方は背骨の生理的湾曲、S字カーブがないと椎間板が潰れて、おじぎや足を上げるという動作に痛みがあります。背骨をしっかりと手技で整えて、S字カーブに戻して背骨が正しい位置に反ることで、痛みやしびれが少なくなります。
ヘルニアが神経に当っている場合、変形してしまうこともあります。ヘルニアの容態は個人差がありますが、数回で痛みが軽減する方もいれば、神経がヘルニアに当っている部分が回復するために2~3週間詰めて通って頂くこともあり、通院回数は様々ですが、大半の方がヘルニアの痛みを緩和されて元の日常生活を送られています。
ヘルニアの痛みにはマッケンジー体操が有効ですので、マッケンジー体操の指導もしています。
脊柱管狭窄について
脊柱管狭窄の方のしびれ、痛みは背骨全体と腰にある寛骨の継ぎ目の仙腸関節の調整をすることで痛みを軽減します。
背中側から整えるのではなく体の横側から整え、手技による牽引をすることにより、痛みは緩和され、歩行距離が伸びることで、外出先で座って休む時間の軽減に繋がっています。脊椎管狭窄の方も通院回数に個人差があり、比較的早く良くなる方と、3ヶ月間、通われ急に良くなった方もいらっしゃいます。
手技で体を整えるだけではなく、脊椎管狭窄の体操はウイリアム体操が有効ですので、体操指導や生活アドバイスもしっかりと行っていきます。
あおやま整骨院の腰痛施術の方針
あおやま整骨院は、カウンセリング、所見、検査、施術をとおして「腰痛」の根本原因を見つけることに努めています。現状よりも少しでも苦痛から解放されますように、そして健康を維持できますように、いろいろなカラダについてのアドバイスをさせていただいております。
あおやま整骨院が腰痛の原因を見つけるよりも大切に思っていること
それは、相手の痛い気持ちを理解して、共感してあげることです。痛いという言葉は、日常的にありふれていて、また自分自身でもよく使う言葉です。そのため、痛いという相手の気持ちを、自分の痛いという感覚で考えてしまいがちです。痛いという言葉には、相手の気持ちや状況は含まれていません。そのため、相手の気持ちをわかろうとしなければ、永久に分かり合うことはできないんです。
あおやま整骨院は、「腰が痛い!」という叫びよりも、「どのような気持ちで痛みを訴えているのだろう?」と相手の気持ちを想像することのほうが大切であると思っています。
中には、「腰が痛いですか。それは大変でしたね。」と、共感してあげることで、痛みが和らぐ方もいます。痛みは感覚であると同時に感情でもあります。相手の気持ちを理解し、気持ちを落ち着かせてあげることこそが、原因を見つけることよりも大切なことかもしれません。