手首の痛み・腱鞘炎・ばね指

  • ペットボトルの蓋が開けようとすると痛む。
  • 手首周辺がむくんでいたり、腫れている。
  • 手首にしこり、骨のでっぱりがある。
  • 以前に手首の骨折や捻挫をした。
  • ピアニスト、料理人などの特有の職業である。

手首の痛み・腱鞘炎について

 

腱鞘炎(腱しょう炎)は、腫れ、熱感などを起こしている部分を触ったり、動かすと痛みを感じたり腱に近い部分の関節を少しでも動かすと強い痛みを伴うのが腱鞘炎の特徴です。腱鞘炎の状態がどんどん悪くなると、前腕や上腕、肘など腕の部分に痛みが生じます。また、手首以外にも、指、肘、足に腱鞘炎は起こります。まったく痛みがないのに腱鞘炎という場合もあります。

腱鞘炎になりやすい人は、

・主婦

・美容師

・PC作業が多い

など、よく手を使う人

・人口透析

・リウマチ

・糖尿

など、他の病気のある人

・妊娠

・出産期

・更年期

の女性など、ホルモンバランスが乱れている人

その他、赤ちゃんの抱っこや、年齢とともに腱・腱鞘の柔軟性がなくなり痛みやすくなります。

筋肉の両端を腱といい、固いヒモのようなものが束になっています。腱はパイプを通り、そのパイプが腱鞘です。腱や腱鞘は使い過ぎると腫れや痛みを起こすことがあり、その状態が腱鞘炎です。

腫れや熱がある場合はアイシング、湿布、サポーターなどをします。腱鞘炎の痛みが強い場合は、整形外科にて鎮痛剤である注射を使用することがあります。急性期を過ぎ、慢性化している場合はストレッチをすることで血行を良くし酸素や栄養などを届きやすくし、腱鞘炎の回復を早くなるよう努めます。腱鞘炎は慢性化や再発しやすいので痛みが消えても経過観察が重要です。

肩や首が原因で、腱鞘炎のような手首の痛みや腫れが起こる事もあります。お身体の状態をお知りになりたい方は、中央区日本橋あおやま整骨院 人形町院へご相談下さい。

手首の痛み・ばね指・手根管症候群・ドケルバン病について

ばね指(弾発指)

指を使いすぎると起こりやすいのが腱鞘炎です。手の指を曲げ伸ばしする時に、一時的に指が引っかかった後、ばねのように弾けるような感じがして引っかかりが取れ、指の曲げ伸ばしが可能となることを、ばね指と呼びます。狭窄性腱鞘炎、肥厚性腱鞘炎、スナッピングフィンガーともいいます。痛みやシコリ、出っ張り、腫れ、ひどい場合には、指が曲がったままになり反対の手で戻してあげないと伸びなくなります。

ばね指は、

・更年期

・妊娠期

・出産期

の女性に多くみられます。指をよく使う仕事の人に多いのも特徴です。母指(親指)・中指によくみられ、 朝方に痛みが強く現れることがあり日中は使っていると痛みが軽減することもあります。

ばね指とは指の屈筋腱に異常が生じて起こることです。屈筋腱に腱鞘炎が起こることが原因となり痛みがでます。ばね指は弾発指とも呼ばれており肥厚性腱鞘炎という腱鞘炎の一種です。何らかの影響で太くなったり、肥厚してしまうことで、腱が腱鞘と呼ばれるトンネルのような腱の通り道に引っかかることでばね指と呼ばれる状態になります。

ばね指は、サポーター、テーピングなどで安静にする事が大事です。重い状態になると手術をすることもある為、普段から指が疲れているな、と感じたときには湿布やアイシングで少し手を冷やすようにするのが大切です。

手根管症候群

親指、人差し指、中指、薬指の内側の3本半に痛み・しびれが出ます。(正中神経の支配領域)。指を曲げ伸ばしてみたり、手を振ったりすると痛み・しびれは楽になりやすいです。手のむくみ・手のこわばり感が出ることもあります。ひどくなると親指の付け根(母指球)がやせて母指と示指できれいな丸(OKサイン)ができなくなります。これは、正中神経が傷つき、うまく神経伝達できなくなるために、筋力低下することで起こります。裁縫がしづらくなり、細かい物がつまむことができなくなります。

原因として、

・妊娠

・出産

・更年期

の女性に多く見られます。これは女性のホルモンの乱れによる滑膜性の腱鞘のむくみが原因と考えられています。手根管の内圧が上がり、正中神経が圧迫されると考えられています。また特発性のものも多く、それらは原因不明とされています。

その他では、

・手首の骨折(橈骨・尺骨・月状骨)などのケガ

・スポーツや仕事での手首の酷使

・腱鞘炎

・透析をしている方

などにみられます。腫瘤や腫瘍などの出来物でも手根管を圧迫し、手首に痛みが生じることがあります。正中神経が手首の手根管というトンネル内で圧迫され、そして手首の動きが加わって起こります。手首内部にある手根骨と屈筋支帯で囲まれたトンネルには、正中神経と指を動かすための9本の腱が滑膜性の腱鞘があります。

検査として、手首を90度に曲げて手の甲をあわせてキープし、60秒以内に痛み、しびれが悪化したら(誘発テスト)、ファレンテスト陽性といいます。痛みが強かったり、長期間続くと、親指付け根の母指球の筋力低下や筋萎縮もみられます。手首の手のひら側を指先や打腱器などでたたくとしびれ、痛みが指先に響いたら、チネルサイン陽性といいます。腫瘤が疑われるものでは、整形外科にてMRIやエコーなどの検査が必要です。

ドケルバン病

使いすぎている手首の親指側が痛くなる腱鞘炎です。20代、30代、40代、50代の女性の妊娠、出産、更年期でホルモンの変化があるときや、美容師やマウス使うデスクワークなどの手をとても使う方にも多いです。痛みでタオルを搾るような動作が辛くなります。親指を伸ばす短母指伸筋腱、親指を広げる長母指外転筋腱が手首の親指側のトンネル状の腱鞘を通っていて、育児や赤ちゃんを抱っこしたりして親指を使いすぎると腱鞘が肥厚したり、腱の表面が傷ついたりして、腱鞘のところで腱の動きが滑らかにならなくなり、痛みが強くなるのが、ドケルバン病という腱鞘炎です。「フィンケルシュタインテスト陽性」でドケルバン病という腱鞘炎が疑われます。

手首の痛み全般の施術方法とは

中央区日本橋あおやま整骨院 人形町院では、まず手首固有なのか、根本原因が別のところにあって手首付近に痛み、しびれ、むくみ、違和感を出しているのかを鑑別します。簡単に鑑別できることもあれば、施術をしながら経過をみることで鑑別できることもあります。

もちろん、当整骨院以外にも整形外科などの検査が必要な場合があれば、そちらに紹介することもございます。ケガと似ているものだと蜂窩織炎という感染や、腰痛と間違えやすいものだと内臓関係もあります。抗生物質などの飲み薬などが必要になり、クリニックを紹介します。

手首固有のものであれば、腱鞘炎、ばね指(弾発指)、手根管、尺骨管(ギヨン管)、ドケルバン(狭窄性腱鞘炎)、変形性手関節、拇指CM関節、TFCC損傷、舟状骨骨折、橈骨遠位端骨折(コーレス骨折・スミス骨折)、月状骨脱臼、キーンベック、ガングリオン、関節リウマチなど様々なものがあります。

根本原因が違うものであれば、首・肩・上肢などの神経・血管や、頭・肩甲骨・腰・骨盤・下肢・内臓との皮膚・筋膜つながりからの痛みが、手首周囲に出ることも多くございます。特に手首痛だからと言って、これまで手首の痛みの部分ばかりの施術を続け、長い間、痛みの軽減が見られなかった方は、後者のケースの可能性が高いです。

中央区日本橋あおやま整骨院 人形町院では、いつ・どこで・どうしてなのか、負傷原因がはっきりあるのか、なんとなく発生したのか等、お聞きしたり、思い出してもらったりして、一緒に根本原因を仮定していきます。

所見では、主訴をお聞きしたり、検査をしたりしていきます。4所見(痛み、熱感、腫れ、赤み)や機能障害(動かしたときの痛み、動きの制限)や、歪み(背骨のSカーブ、左右の足の長さ、左右の肩甲骨の高さ)、その他(しびれ、むくみ、違和感、知覚、筋力など)もみていきます。手首が原因なのか、他の部分が原因かを調べるために、手首以外の必要な検査(筋膜、神経、血管、内臓、頭蓋)して、根本原因を仮定していきます。

中央区日本橋あおやま整骨院 人形町院の根本整体は、最初はビックリするかもしれません。なぜなら、他の部分の施術をするだけで、痛みのある部分にまったく触れない・軽く触れているだけで痛みが消失してしまうからです。

もちろん痛みによっては痛みのある部分を操作することもあります。ただ気持ち良くするためだけのリラクゼーション・マッサージではありません。必要に応じて安静・固定・電気(超音波・微弱電流・干渉波など)・トルマリン温熱パック・アイシング・マッサージ・ストレッチ・矯正・鍼灸・運動療法・生活指導(普段と違う姿勢を取り入れてもらったり、枕の位置指導)など併用いたします。

交通事故の怪我の方、中央区日本橋人形町付近の方、あおやま整骨院・鍼灸院・整体院までお尋ねください!駅からも近く、土曜、日曜、祝日も営業、赤ちゃん連れや子供連れもOKです。